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愛「あ…沙希ちゃん！」
沙希ちゃんがバタバタと校舎の方から駆けてきた。
愛「沙希ちゃん、土曜はゴメンね。」
沙「いえ。」
愛「翔先輩に見てもらったんでしょ？大丈夫だった？」
沙「…ぁ…はい……」
気のせいだろうか。
なんだか元気が無さそうに感じる。
愛「沙希ちゃん、どうしたの？何かあった？」
沙「いえ…なにも…」
私は気になって翔先輩を見た。
すると先輩がニヤニヤと沙希ちゃんを見ている！？
翔「何もない…よ…なぁ？」
絶対何かやらかした。
そう思った。
（……また…この人……懲りない！）
愛「…翔先輩？まさか…沙希ちゃんに何かしてないですよね？」
私は先輩をジロリと睨んだ。
翔「してねーよ。…なぁ、沙希ぃ？」
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