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翔「けど……おまえ大丈夫なのか?跳躍と両方とか…」
愛「…大丈夫…」
…だと思う。
だって、力のやってた競技。
彼を想いながらできるなんてこんないいことない。
でも…
400には祐もいる。
しかも他に400をしてる人はいなくて実質二人。
そんな中で400をこなすのは精神的にはキツいものがある。
翔「…自信無さ気だな…」
先輩は私の心の中をお見通しだった。
そしてトラックで走る祐に視線を移す。
翔「またトラブルの原因になるんじゃねぇの?」
愛「でも、力には相談したし…」
翔「は?それっていつの話だよ?」
愛「土曜……」
翔「おまえさー、抜けてんじゃねーの?今日はもう事情が違ってんじゃねーか。藤沢にはまだ言ってねーんだろ?400に大泉がいるってこと。まぁ俺が藤沢なら絶対に嫌だけどな…」
そう言うと先輩はバー目掛けて走っていった。
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