69人が本棚に入れています
本棚に追加
力「そっか……」
愛「う…うん……」
(…力……どう思ったかなぁ…)
ひと通り話し終えた私は胸をドキドキさせながら彼の次の言葉を待っていた。
力「…やれよ。」
えっ!?
意外な言葉に私は驚いていた。
愛「だって…祐がいるんだよ?400って…祐と二人しかいないんだよ?」
力「なぁ…水月…おまえはやってみたくないのか?」
(……私は……)
愛「…やってみたい…」
力「だったらおまえの好きにしたらいいって。俺のコト気にしてんなら大丈夫だから。それに『400』は俺もおまえにやってもらいたいから…」
本当にそう思っているのだろうか。
愛「…力……いいの?」
祐のこと気にしてムリしていないのか心配だった。
力「…なぁ、水月……おまえ、何で迷うわけ?」
愛「えっ?」
力「もしかしてさ、祐に揺れているんじゃ…」
愛「…ち…違うよ…揺れてなんかないっ」
力「そうか?俺にはおまえが祐に揺れているって風にしか聞こえないんだけど……」
愛「そんなことないって。だって私の好きなのは…」
力が好きだから……
彼のことをもっと知りたくて400をやってみようって思ったのに…
最初のコメントを投稿しよう!