番外編【新人デザイナーの憂鬱】-3 勘違い-2

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一度俺に戻した視線を再び二人に向けた。 「橋爪さん……大丈夫なんですか?」 俺の視線の先には微笑ましい二人の姿。 いつも通りに振舞っているのだろうが、今まで以上に強い信頼が二人の間に見える。 「こうやって見てても……意外に平気だな。あの二人に何が起きるのかこうやって見てるの面白そうだしな」 「それは……同感です」 小森は笑ったがいつもの豪快な笑顔じゃない。 「でも……そろそろ、違うものも見て欲しいですけどね」 小森はそれだけ言うと自分の席に戻ってしまった。 「違うものって……」 小森を呼び止める前に眞辺さんに呼ばれ、俺は小森を気にしつつも急いで彼のもとに駆け寄った。 →次話につづく
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