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「んで、お前は、彼女できた?」
6階のレディースバッグの売り場でプレゼント候補を物色しながら小山が言った。
どうやら彼女にバッグをプレゼントするらしい。
売り場は小山の言った通り、商品の値札は通常価格から少しの値引きがされていた。
「できてねえよ。忙しいんだよ」
売り場には女性客ばかりで俺は周りの目を少し気にしながら返事をした。
「お、マジで? だったらちょうどいい」
こっちは人の目など気にしている様子は全くない。
「は? ちょうどいいってなんだよ?」
「今日の夜、飲み会なんだけどお前、どう? 3×3なんだけど、男一人来れなくなったんだよ」
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