番外編【新人デザイナーの憂鬱】-3 勘違い-2

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『いるに決まってんだろ?』 間髪入れずに返事が来きた。 「……ですよね。なら安心ですけど」 代わりに俺の返事は遅れてしまった。 眞辺さんの声が……あまりにも堂々と、いつにも増して自信ありげだったからだ。 自分のそばに杉浦さんがいるのは……当然だ……、みたいな。 そして、その眞辺さんの力強い声の向こうで、杉浦さんが小さく微笑むのが見えた気がした。 ・・・あ。 嫌な予感がした。 それは、眞辺さんと杉浦さんがどうこうなった、ってことじゃなく…… もしかすると、 小森との賭けに負けるかもしれないと思ったからだ。 アイツに負けるなんて…… ……最悪だ。
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