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「お前さ……。言ってることがメチャクチャなんだけど、俺に探り入れてきたかと思ったら、今度は俺のこと、応援してるわけ? それはありがたいけど、お前の杉浦に対する気持ちは大丈夫なわけ?」
俺の……
杉浦さんへの気持ち……
「俺も……わけわかんないっすよ……」
俺は呟きながら箸でめいっぱい麺をすくうと、勢いよくすすり、口に入るだけ詰め込んだ。
眞辺さんは俺のライバルで……
先輩で……
俺の……
「変な奴」
隣で眞辺さんが笑うのがわかったが、俺は反論はしなかった。
自分でも変な奴だと思った。
そして、その後仕事の話を少しして、眞辺さんのおごりで支払いを済ませて店を出た。
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