番外編【新人デザイナーの憂鬱】-3 勘違い-2

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眞辺さんと別れ、俺はぼんやりと足を止めた。 眞辺さんから『俺の一番知りたかったこと』と、して知らされた二人の事実を聞かされても、俺の胸の中はモヤモヤとしたものが覆っていた。 二人が繋がっていないと聞いて 喜びも、安堵も、感じなかった。 それよりもむしろ、落胆にも似た感情が湧いていた。 『まだなのかよ……』って。 それに、怖いと言っていた眞辺さんが、何かを隠しているような気がしてならなかった。 本心を明かしてくれたと思ったのに、それは全部じゃない…… そんな気がした。 俺は…… まだ眞辺さんにはそれほど信頼されていないのか…… 俺は…… いったい何にモヤモヤしてるんだろうか。
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