違和感

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「先生、すみません。 これ以上は泣きそうなので、連れて帰ります。」 凝り固まった身体をほぐすように、母の手が私の肩に触れる。 重苦しい固まりを、ノドに引っかけてる感じはまだあるけど、無理矢理押し出さなくてもよくなって、圧迫感から解放される。 「…そうですか。分かりました。」 担任は諦めたように息を吐いた。
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