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お昼をつげるチャイムが鳴り終わるか鳴り終わらないかわからないうちに真理は怜南のところへ椅子にかけてたコートを着てピンクのブランドものの財布をランチ用のトートバッグに入れながらくる
会社が小さいため食堂がなく、社員はほぼほぼ外に食べに出る。
「おはよー怜南。」
その間にもう準備完了していた、怜南がスマホで今日のランチの場所を調べている。
「おはよ。真理今日何食べたい?」
聞きながら、いつもの社内のカフェスペースへ移動する。
小さい会社だが、社内はアットホームで社員の要望により、自販機と椅子と丸テーブルが用意されているスペースがあり、怜南と真理はいつもそこでランチのお店を探す。
「うーん定食かな。」
「定食ね。」
怜南は基本、食に無頓着なのでメニューはだいたい真理がきめる。
「定食屋、多いよ。200件ぐらいでてきたけどどうする?どんな定食が食べたいの?魚系?肉系?」
「いつもは肉だけど、最近、太ってきたから魚系で。」
「さんせーい。私も今日はあっさりしたのが食べたかったし。」
「あっでも時間ないから近めで」
「OK」
怜南のスマホをタップする速度があがる。
「見つけたかも。歩いて二分のとこに海鮮系の定食屋さんあるよ」
「じゃあそこにしよ。」
2人はカフェスペースの椅子から立ち上がり、真理がエレベーターの下のボタンをにおしにいった。
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