日常

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「怜南今何時?」 少し早歩きで会社に戻る真理が聞く。 「まだ53分」と怜南。 怜南は何事もあわてないタイプなのでふつうの速度で歩くが 先を歩く真理が早歩きで歩いているので視界から消えたことに焦り 時刻は55分になり怜南も焦り、ダッシュに切り替えた。 会社に戻ると結構お昼めんいっぱい時間使う組がそそくさ席についていた。 昼からの仕事も通常通り進み、就業チャイムが鳴り引き出しのカギがかかったことを確認すると、怜南はコートを着て手袋をはめて隣の隣の席の真理もコートを着て耳当てをした。 怜南のほうから真理にいつも通り声をかける「お疲れ」 会社を出た怜南と真理はすっかりクリスマスイルミネーションにいどろられた町を見て ほぼ二人同時にため息をつく。 怜南「クリスマスの意味がわからん。」 真理「まぁ企業とカップル達の陰謀でしかないからね。」 怜南「それしか考えられないよねー。もみの木に星つけて喜ぶとか」 真理「えーそれは楽しいと思うけどねー」 怜南「ツリー飾ってる?」 真理「小さい50cmの実は持ってますー」 怜南「私達2人とも一人暮らしやから絶対持ってないと思ってた」 真理「怜南の言う通り、一人暮らしで、彼氏いてなくてツリーもってます。って変わってるかもしれないけどねー。なんか自分の気持ちもりあげるために1年前に買いました。トイズラで。 怜南「へぇやっぱおもちゃさんなのねー。スーパーかと思った。」 真理「スーパーも見たけど、デザインいいのが無くてー」 怜南「さすが真理オシャレー」 怜南がくいくいっと真理をこづく。 真理「よかったら見に来る?」 怜南「一緒に飾り付けしたいー。」 真理「えっもみの木飾りつけアンチ派でしたよねー怜南さん。」 怜南「そんなんひがみですやん。冗談ですやん。」 真理「怜南ったら調子いいんだから。まぁいいよ。今週だすから私の家おいで」 怜南「やったー真理の家久しぶりー。」 話のきりのいいところで電車に乗る怜南、会社の近所の真理はわかれた。 怜南「レインするねー。」 真理「OK」 駅前の大きなクリスマスツリーが赤や緑や青のランプがつけられピカピカひかっていた。
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