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「ふふ、魔導師さん、はしゃぎすぎ! それでどうかな? 可愛いかな?」
「か、可愛いんじゃないでしょうか!! 人間よ。私はお前が気に入った。おぬしが望むものを複製しよう」
「本当に! やったー! 魔導師さんマジ卍! 嬉しすぎてハゲそう!」
「た、ただし一つ条件がある!」
魔導師の顔がリサの顔に近く。リサは魔導師の鬼気迫るその様子に思わず目を見開いた。
「その、シャンプーとリンス、ドライヤーとワックスとやらを少し貸して欲しいんじゃ」
「え? そんなこと? いいよー!」
「ほ、本当か! す、少し待っておれ! すぐに複製するからの!」
魔導師はリサから一式を借りると、部屋の奥へと消えていった。そしてしばらく時が経つと、魔導師は早足で戻ってきた。
「待たせてすまぬ。成分解析に時間がかかってしまっての。では、おぬしの願いを聞こう」
リサは魔導師から一式返してもらうと、魔導師に告げた。
「これを複製してほしいの! できるかぎりいっぱい!」
「ふむ……。これはなんじゃ? エリクサか何かか?」
「違う違う! キューティクルオイルって言って爪を綺麗にするグッズなの!」
「なに?! 爪も綺麗にできるのか?!」
「うん、できるよ」
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