俺は魔王を倒さなきゃいけない

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メンバーその4。騎士。 「あー…冷や汗かいた」 「どうしてだ?」 「そりゃ僧侶が、お、騎士!」 いつの間にか背後に騎士が立っていた。 「急に背後に立つなって」 「すまぬ、ところで盗賊」 「なんだ」 「おぬし、……牌は好きか」 「はい……?」 「今から村の有志と麻雀大会があるのだが面子が足りなくてな」 何やってんだこのおっさん。 「……断る」 「何故だ!貴様、盗賊の名が泣くぞ?!大きな声では言えぬがレートは倍プッシュ、こんなチャンス滅多に」 「盗賊はギャンブラーじゃねぇよ!あんた、次にパーティーの金に手出したら除名って分かってんだろうな?!」 「ななな、なぬを、何を言うか!某の騎士道を侮辱するといくらパーティーメンバーとは言え許さぬぞ!」 「俺の目を見て言ってくれよ頼むから」 このあとむちゃくちゃボディチェックして、騎士の財布を没収した。
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