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「君たち大丈夫?」
「怪我してないか?」
『ホワイトカードだ、新人さんたちなんだね』
そんな声が後ろから聞こえて2人は一斉に振り向く。
そこにいたのは心配そうにこちらを見つめる青年たちだった。
青年といっても、どうやらレン達よりは随分と年上のようだった。
そして、彼らにチトセがいるように、彼らの元にも小さな生き物もいた。
どことなくシンパシーのようなものを感じた気がして、レン達は返事をするのも忘れていた。
その間に背の高い方の青年は、手の中にあった先程の光る球体をきれいな木箱の中へ納めている。
それはレンとイツキを新たな道へと導く出会いだった。
そしてこの出会いはレンとイツキの世界を広げることになる。
彼らが、本当の強さを知るのはもう少し先のこと。
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