測定。

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測定。

「一年集まれ~タイム測るぞ。 吉岡と櫻は一応メイン種目は決まってるけど、 他も測るぞ? 楠木は全く初めてなんだろう? とりあえずの種目決めてく、 けど途中で種目変えるコトあるから今のところ 深く考えるな?」 「はいっ。」 3人で返事する。 「100からな~」 「はい。」 3人でスタートラインに並ぶ 今はまだ軽い測定だからとスタートブロックは使わないらしい。 俺には何だか分かんないけど。 横を見ると 吉岡も櫻も学校指定の『しろくつ』ではなかった。 部長がタイムを計ってくれるらしい。 スタートの声がかかる。 二人の綺麗な背中が見える。 「何か悔しい」と呟き追いかける。 けど俺はやっぱりビリだった。 先輩たちのどよめく声がする。 ??? 俺ら3人で顔を見合わせる。 「お前ら何なんだ?」 「ふざけんな」 「楠木、ホントに陸上初めてか?」 先輩たちの声がする。 俺ら何かした? 「とりあえず次の種目測定しろ。 話しはそれからだ。」 齋藤先生に促され続けて測定する。 200、800、1500、3000。 櫻は幅跳びも測定した。
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