俺様社長と私の日常

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ピピピ..... 「……ん」 目覚まし時計の音が 忘れ去りたい過去の悪夢から私を呼び覚ます。 時刻は6時。 眠たい 目をこすりながら 心地よいベットから起き上がり 寝室のカーテンを開けて朝日を浴びる。 「……久々に見たな……。もう、随分昔のことなのにね。」 生まれて 初めてできた彼氏。 先輩のことが 大好きで毎日が幸せだった。 でも その幸せは 音もなくやってきて 一瞬で 崩れ去っていくほどに 脆くて、儚いものだった…… そして それは私にとって 大きなトラウマとなり 私は あの日から もう二度と恋をしないと そう、心に固く……強く誓った。 「……こんな夢みるなんて、きっとあの人のせいだ。」 そう呟きながら 小さくため息をこぼし ここ最近 毎日のように 私の頭を悩ませる人物のことを 思い浮かべながら仕事に出かける準備を始めた。 .
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