少年in罪の国

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少年in罪の国

僕の罪状においては、持ち込み可能な品は30品までだった。 僕はそのうち29品に本を選んだ。 写真の多い本だ。 きっと、今までの人生を、忘れたくなかっただけなのだろう。 僕は思い知ることになる。 過去だけでなく、未来もまた、かけがえのないものなのだと。 犯罪帝王──そいつに出会って。
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