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次に目が覚めたときには違う音が鳴り響いていた。
ピンポン、ピンポン、ピンポーン。
今度はインターホンだ。普段は予告なしの来客など対応しないが、なぜか出なければ、と強く思った。しかし体が動かなかった。
ひょっとしたら。……真千子は生まれて初めてうっすら死の危険を感じた。だって今、携帯電話にすら手が届かない。助けを呼べない、訪ねてくる人もいない、心配してくれる人はいない、誰もいない。
嫌だ。こわい。しんどい。辛い。
……ガチャ。
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