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昔々。 黄泉の国で恐ろしい姿になり果てた伊邪那美から逃げ出した伊邪那岐は、禊のために体を水で洗い流しました。 左目を洗ったときに生まれたのが天照大御神。 右目を洗ったときに生まれたのが月読命。 鼻を洗ったときに生まれたのが須佐之男命でした。 伊邪那岐は、天照に高天原をおさめよと。 月読には夜の食国を支配せよと。 須佐之男には、海原を支配せよと言いました。 そしてその後、三貴子と呼ばれた三人はそれぞれ活躍をしましたが、、、 人間界の書物にほとんど記述がされなかった月読だけは、ずっとそのことを不満に思っていました。
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