プレゼント

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雪が降って寒いはずだったが、私は心臓がこれでもかと言うほどうるさくて、ただただ今言われた言葉を頭の中で繰り返していた。 樹が私を好き? 本当に? 心の声が口から出ていたのか、樹はジッと私の瞳を見つめると、真面目な表情で言葉を続けた。 「何度でも言うよ。俺は美亜がずっと好きだよ。あの時、まだ子供でどうしても真実も、俺の気持ちも伝えることができなかったけど今なら言える。俺は美亜が好きだよ。俺とつきあってくれる?」 涙が溢れて声がでなくて私は何度も首を縦に振った。
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