第二章

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第二章

星に願い、夢に願い、その先は…… どうかこの気持ちが届きますようにと 煌めく星に願いを寄せて どうかあの人に夢で逢えますようにと 寝落ちる睫毛を震わせて 願えば願うほどに想いを深いものへと変えてしまう 孤独な夜を重ねては越えていき 時間が経つのに自分だけが取り残されている ふと振り向けば誰もが新しい目的を見付けていた 同じ場所を見ていたはずの人達でさえ その瞳に映し出すのは希望の見える未来だった 限りなく限りのある命だからこそ この一歩を大切にしなければならないと皆知っている 取り留めのない日々を繰り返して朝を迎える度に 大切な輝きを忘れ去ってしまうのかもしれない その先に見えるものは人それぞれだった この手に掴んだ苦しみも喜びも悲しみも何もかもが 一個の命の礎であることを思い出す 今があるから未来の希望を抱くことが出来るということを 教えてくれた君に…… 心からの愛を風に乗せて 君の髪を頬を指の隙間を通り抜けていくだけで この想いが幸せを感じられるのなら 君の言う未来を目指して一歩を進めて行こう……
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