プレゼント

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ある日 下駄箱に入っていたプレゼント 漫画のように差出人の名前もなく 両手サイズの白い箱に赤いリボンというなんとも絵にかいたような光景だ。 僕は頭がいいわけでもスポーツができるわけでもイケメンなわけでも優男なわけでもなんでもない。 ということで女子からというのはほぼあり得ないに等しいことなのである。 だが男子からというのも変だな… まさかHO☆MO…?! な、わけないか… とにかく、これはどうしようか… 手にちょこんと乗った箱。 捨ててしまうのは悪い気もするが怪しい。とても怪しい。 友人のいたずらかとも思ったが、そういったことをするような友人などいなかったのである!そもそも友人などいないのである!!…自分で言ってて悲しくなるので今後は控えよう 学校で開けると冷やかされたりなんだりされそうなので とりあえず家に持って帰ることにした。 こうなったら腹をくくって… 赤いふんわりとしたリボンをほどき セロハンテープをはがす。 その中には…なにも、ない? どういうことだ?これはなんだ? よく見ると一枚の薄っぺらい紙が入っていた。 そこには… 「この箱はあなた自身です あなたはこれだけの  が残っています」 紙の一部は文字が消えて読めなかった。 どういう意味だろう…? そう考えているうちに箱は消えてなくなっていた
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