お年玉で愛をください

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「うん。それがイヤでゆきとくんは振ったから」 また、トンカチで叩かれたみたいな衝撃が頭を走る。 「そんな!男心をもてあそばないでよ!」 「ごめんね。お金がなくても一緒に協力していける男があたしはいいの」 ありさちゃんは、そう言って僕を置いてきぼりにして去っていった。 「お年玉使いきったのに!もっと早く言ってよ!」 僕の初恋は高い買い物だった。 女って怖い。 了
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