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最初は一緒に登校している女の子2人からでした。
「○○ちゃんは特別。あなたは違う。だから、手を繋いであげない。」
私には、何故それをわざわざ言われなければいけないのか分かりませんでした。
何か私が悪い事をしたのなら、先にケンカでもしていたのなら分かります。
私の性格が悪いなら、何かおかしな事を言った時に言って欲しかった。
しかし、私の記憶は
今日は私とも手を繋いでくれると思ったのに、なんでそんな事言うんだろう?
それしか、覚えていません。
多分、反論もしませんでした。
甘やかしてくれる祖母といつも遊んでいた私には、そんな事言われた経験が無かったのです。
主張する言葉が見付かりませんでした。
言われた事に対して何と返したか覚えていません。
言われた事は覚えているのに、おかしいですね。
その言葉を覚えているのは、甘やかされて育った私は自分の事を特別だと思っていたのでしょう。
それからの2年は、その二人の女の子にお前は特別じゃないと言われ続けました。
登校の時、遊んでいる時、ふとした時に
あなたは○○じゃない。
あなただから○○ね。
否定と取れる言葉ばかり覚えています。
それでも2人と遊んでいたのですが、今思えばそれもおかしいですね。でも、私は嫌だから他の人と遊ぼうとか、嫌な事言われたから言い付けようとか考えなかったのです。
…この頃は。
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