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次も男の子でした。仮にU君とします。
U君とはほとんど話した事が無いのに、一目で「ヤバイ」子だと分かりました。あんなに狂気的な目は初めて見ました。
小学校といえども、5、6年生の記憶は覚えている事が多いです。特にこのU君は本当の問題児でした。
言葉が悪いというか、誰にでも悪口を言うタイプでした。そして、わたしはそういう言葉をかわすのが下手でした。
この頃から、自分だけコミュニケーション能力が低い事と、常識の欠如が分かってきましたが、どうすれば上手になるのか分かりませんでした。
私のコミュニケーションを学ぶ大切な小学校生活は、いじめっこに怯える6年間だったので、自分自身変わった事といえば明るく勤めようとした事くらいです。久しぶりに会った友達(?)には変わったと言われました。
私はこの頃、辛い事を我慢し過ぎて死ぬことばかり考えていました。遺書を書くようになったり、自殺の瞬間がいかに酷いか知ったのもこの頃です。
U君には本当に様々な嫌がらせを受けました。
上履きに画鋲を入れられる。
聞こえる様にコイツってブスだよな?と言われる。
石を投げられる。
机が廊下に出される。
男子トイレに連れていってリンチするぞと脅される。(U君他男子3名位)
先生に相談したら、(話し合いの席で)逆に先生に相談して有耶無耶にする。
U君のお母さんにいじめられてると嘘をついて、私の家にU君のお母さんから「ウチの子をいじめるな」と電話がかかってくる。
U君のお母さんが学校に来て、「あなたは人をいじめる子だ。」と罵られる。
これは、成人してから人づてに聞いた事ですが、U君は卒業してからも問題児で、お母さんは精神を患って亡くなったそうです。
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