友達100人出来るかな

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こうなってくると、もう学年全体にいじめに巻き込まれたくないという雰囲気が広がっています。 だから、私を助けてくれる人は居ませんでした。 勿論、悲しい思い出ばかりではなく、 いじめに巻き込まれたくないけど、参加もしないという態度の人も居ました。 私はそれだけでも救われました。 私も流石に言い返す事を覚えて、 「こっちくんな」 と言われ、 「アンタに近寄ったわけじゃない。」 と言ったら相手が黙った。 「バイ菌!」 と言われたので、それをまわりに広めようとする男子に 「バイ菌はお前だ。」 と言ったら2度とバイ菌とは言われませんでした。 特にU君は何かを汚いと言って人にタッチするゲーム(タッチとバリヤで遊ぶゲームが流行っていた。)をよくやっていて、 私はよくその「汚い」タッチの始まりにされていました。 ある時、タッチゲームで皆が騒いでいて、私の机に「汚い」とされたものが回ってきました。 それは何かの植物の双葉でした。 私は、無惨に根っ子を引き抜かれた美しい双葉がかわいそうでなりませんでした。 さっきまでは生きていたのに。 私は立ち上がって、馬鹿馬鹿しい!と双葉をゴミ箱に捨てました。 捨てなければいけないのが悲しかった。 怖くてU君の顔が見れなかった。 すると女の子が、 「○○ちゃんて勇気あるね。」 勇気なもんか。これが、勇気なもんか。
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