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「えっ、やった!!森下さん、ありがとうございます!!」
「…お前は本当に分かりやすいほど顔に出るなぁ。」
「え、だって嬉しいじゃないですか!森下さんが俺のために高い肉買ってくれるんですよね?俺が頑張ったから!」
無邪気に恥ずかしい事を言う吉沢に対して、徐々に恥ずかしさが込み上げてくる森下。
「あんまりそう大きい声出すな…バカと連んでるように見えるだろうが…」
そんな事を言う森下だが、素直に喜んでいる吉沢の姿には悪い気はしない。…ただひたすらに恥ずかしいだけだ。
「ちょっと…!そうバカバカ言わないで下さいよ!…まぁ、誰か居たらマズイですし、会計行きますか。」
「そうだな、早く行くぞ。カレーはただでも時間かかるし。」
「はい!楽しみです!!」
会計を済ませ、足早に森下の家へと2人は帰宅。買ってきた物をサッサと手際良く取り出し、森下は早速料理を始めた。
「俺、洗濯物片付けてきますね。あと、風呂洗っておきます。」
「頼んだ。」
この生活を始めて大分経ったが、お互いに不満の無い生活を過ごしていた。
森下は常に部屋が綺麗なので、朝起きてからも夕方帰ってきてからも常にストレスフリーで料理をする事が出来る。
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