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一方、吉沢も好きで家の掃除、洗濯、洗い物等をこなしているにも関わらず、毎日3食美味しいご飯が食べられるのだから文句の付け所が無い。
そして何より、お互いに干渉し合わないので、それが2人にとっては居心地が良い暮らしに繋がっているのだ。
ご飯を食べ終わったら片付けをしない森下が先に風呂を済ませ、そのままテレビを見たりとダラダラし始める。
吉沢は森下の後で風呂に入り、上がるとそのまま付いているテレビに向かう。
「この芸人、あんまり面白く無いですよね。俺、うるさいだけの芸人の何が面白いんだろって感じで。」
「まぁ、確かに。…すぐ消えそうだな。」
「ですよね!やっぱり昔から人気ある芸人さんがネタも面白いというか。…あ、でもこの人たち面白いんで見てみて下さい!動画のURL送っておきます?」
「…時間があれば見ておく。」
「それ見ないやつじゃないですか?」
「…お前と違って忙しいからな。」
「それ言われたら何も言い返せないですよ…。」
そんな他愛も無い会話をしつつ、森下が徐ろに立ち上がった。
「それじゃあ、俺はちょっと作業してから寝る。テレビは消しといてくれ。」
「はい、おやすみなさい。」
「…あぁ。」
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