『僕』が僕に伝えたかったこと

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僕はまた、マンガを描いてみようと思います。 何年もブランクがあるから、すぐに前みたいに描けるとは思わないけど、それでも描きたいと思います。 僕の中に眠っていた思いを、過去の僕が思い出させてくれたから。 未来の僕は、まだペンを持ち続けていますか? もうすでに夢を叶えましたか? それとも、また今までの僕と同じように、マンガから遠ざかってしまっているでしょうか。 もしも、筆を置いてしまっているとしたら。 お願いです、もう一度夢を追いかけてください。 いつのまにか忘れてしまった、幼いころの夢ではあります。 だけど、一枚のページを見ただけで、胸をわしづかみにされるような苦しい気持ちが、今僕の中にあります。 この気持ちを嘘だと思いたくない。 僕は死ぬまで、物語を紡いでいたい。 だからお願いです。 もう一度、ペンを取ってください。 どうか、僕の気持ちが僕に届きますように。 P.S. あのページを同封しました。きっと僕の背中を押してくれると信じて。
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