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「やっぱり、そんなことでしたか。気持ちは嬉しいですが、高価なものはいりませんよ」
五丁目さんだ。
「私のためにみんなが動いてくれた。それだけで私は嬉しいので」
みんな、呆然。
伊織先生がパクパクと口を開く。
「いつから気付いていた?」
「そりゃ、タッくんの誕生日をサプライズでやったときからですよ。みんなの気持ちは嬉しいのですが、それで高価なものを頂いては申し訳ないので、監視していました」
「五丁目さん、勘良すぎ!」
げたんわくんが笑いながら叫ぶ。
「高価なものじゃないけど、俺、鹿児島の焼酎送るから。誕生日に」
「私も愛知の名産を気持ちばかり送るよ」
タッくんも笑顔でそう言った。
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