第1章 出会い

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ニート、独身、45歳。 この時点で、社会的に俺は負け組だ。 こんな俺に毎年巨額の仕送りを送る両親に甘え、俺は全く働かなくても都心の高級マンションに暮らすことができる。 必死に働かないと生きていけない人を横目で見ながら「俺は普通のニートとは違う」って、ずっと思っていた。 大手企業の社長を務める父も、俺をコネで自分の会社に入社させようとしたが俺の遅刻癖の酷さに愛想をつかせて解雇させた。 それでも、可愛い俺のために毎月数百万の仕送りとお正月には数億円のお年玉が振り込まれまる。 お金ってありすぎると、多分ロクな事に使おうと考えないんだと思う。俺は、このお金で「俺の性処理用ロボット」を開発する為に数億円のお年玉を全て投資した。 狂ってるかもしれないけど、それが俺のお金の使い方だ。
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