第1章 出会い

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俺の性処理ロボット「タクミ」は、俺の父の職場でリストラされた社員達を集めてチームを組んで作ることにした。 彼らは、最初は理不尽な父のリストラに不満を募らせ集団で殺人計画を企てていた程だ。殺害予告は俺の所にも来たので、どうせなら彼らをお金を使って再雇用しようって思った。 こういうお金の使い方も、俺は悪くないと思う。どうせ、親からの仕送りなのだから父の恨みを解消する為に使うのが本望だ。金の恨みは、金で解決すればいい。 俺が雇った社員に、「性処理ロボット、なぜ男性なのですか?もしかして同性愛者ですか?」と聞かれたので、「つべこべ言わずに、さっさと作れ!」と言って札束でビンタした。 彼の?が赤く染まり、俺はゾクゾクと武者震いがした。きっと、こんな事で興奮する俺はかなりの変態かもしれない。 俺は社員に、理想の男性像をレクチャーした。肌の色は色白で細身の華奢なイケメン風。なるべく少女漫画に出てくるような、王子様系で頼む。お金なら、いくらでも払う。できれば、この写真の通り作ってくれないか。 俺が人気絶頂のイケメン俳優の写真を渡すと、「これは著作権的にちょっと」と言われたが、「著作権ごと俺が金で買う」と脅した。 この世にお金で買えないものはない。俺のお年玉は無敵だ。
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