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浮き上がった真崎の腰の下に腕を差し込んで、設楽は無造作にその躰を持ち上げ反転させる。寝台に膝をつくようにひっくり返してしまえば真崎が必死に頭を振った。
「あぁああッ、みこ、尊ッ、お腹…ごわれりゅ…ぅっ」
今まで以上に重心が前に掛かり、金属の球が内臓を圧迫するだろう事は設楽にも分かる。
「だからどうした? こんなもんじゃ足りねぇだろう?」
するりと、伸ばした手で真崎の腹をさすってやれば、薄く付いた筋肉の内側に微かに球の感触がある。僅かな凹凸を指先で確かめるように辿り、設楽は前触れもなく指を皮膚へと食い込ませた。
「ひぐぅううッ! らめっ、あッ、しょれやらぁあああ!」
ぶるぶると躰を震わせる真崎の下肢から、小さな水音が漏れる。見る間に寝台の上を濡らしていく染みを、設楽は呆れたように見下ろした。
「本当にお前は我慢の利かねぇ野郎だな」
「ごめ…なざい…」
鼻水を啜り上げ、恥も外聞もなく謝る真崎の脚と首を繋ぐ鎖を外すと、設楽は転がしておいたアナルプラグを手に取った。せっかく飲み込ませた球が出てこないようにと、容赦なく後孔に栓をして寝台から真崎を蹴落とす。
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