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設楽は転がり落ちた球を無造作に真崎の中へと戻し、無慈悲にも再びプラグで栓をしてしまう。そうしておいて、真崎の屹立を食んでいるハーネスを設楽は外した。
「ひやぁッ、あッ、あぁ…っ、あ―――…ぁぅ」
ゆっくりと弧を描くように真崎の腹を撫でる。欲望を吐き出しながらガクガクと腰を跳ねさせ、意味をなさない声を吐き出す真崎を見下ろして、設楽は満足そうに微笑んだ。
腹の中を球が無作為に動くたびに真崎の雄芯からは白濁した体液が吐き出された。
「ぇあぁ…あぐッ、みごどぉ…とまらな…ッ、あッ、い゛ぃッ」
「もっと気持ち良くしてやろうな?」
吐き出す最中から腹筋の上から中の玩具を圧迫する。互いにぶつかり合い、逃げ場もなく無作為に動き回る玩具に腹の中を掻き回されて、真崎は喘ぎ続けた。
「あ―――…、おなが…ごわれりゅ…ぅっ、せーえき…とまっ…なぁー…ぁぁっ」
虚ろに天井を見上げ、だらしなく開ききった口から言葉が出なくなるまで、設楽はその夜真崎を解放しなかった。
◇ ◆ ◇
翌日。設楽が匡成に、真崎を連れて来いと指示されたのは須藤の本宅だった。真崎の運転する車の助手席にその身を置いていた設楽がちらりと隣に視線を遣れば、そこにはどこか浮かない顔がある。
「いざとなると、どんな顔をして雪人様にお会いすればいいのか…迷ってしまいますね」
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