定食屋の恋

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俺は椅子から立ち上がり、分厚いコートを羽織った。 ふとおっちゃんの顔を見ると、"行かないでくれ"と露骨に書いてあったが、こればっかりは、おっちゃん自身が解決しなくちゃいけない。 「大丈夫、すぐ戻るから」 俺はそう言い残して、足早に店を出た。
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