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慌てて身を引いて上林くんがわたしの上から退く。高松くんがすかさず覆い被さってきてわたしの身体にしがみつき、体重をかけて背中をびくびくと震わせる。彼、とりあえずいったみたい。
「あぁ…、まな。好きだよ。…すごい、よかった…」
何かの感情が込み上げてきたみたいにわたしに何度もキスを繰り返す高松くん。上林くんがその背中に容赦なく声をかけて促す。
「はいはい、今度は俺の番ね。危なかった、急にまなが思いきり吸いついてくるから…。口で出しちゃうとこだったよ。やっぱまなの中で終わりたいもんね。何とか耐えきったよ。…どうしようか、まな、体位変える?こうやってうつ伏せ、で。…神野」
わたしをベッドの上に這いつくばらせ、上林くんは顔を上げて呼びかける。
「どうする、まなに口でしてもらったら?お前、あんまりしてもらったことないだろ。この子、こっちも滅茶苦茶いいよ。自分も男のを舐めてると興奮してくるみたいでさ。しながら中をぎゅうぎゅう締めてくるのがたまんなくて…。最後は中でやりたいなら出さないように頑張って。我慢できなくても口の中で出す時はちゃんとまなに断れよ。いきなり口の中にぶちまけたりすんな。…あれ、苦しいんだ、女の子は」
上林くん…。
わたしは何とも言えない気持ちで戸惑った。わたしは別にいいけど。この二人のを受けて神野くんだけ嫌とかは特にないし。
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