第百十九章『霊界突入 最下層の霊達』

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そういうとアーネットはレイラと離れて天界を目指して先へと進んでいった。周りを取り囲んでいた霊達は遠巻きにアーネットを眺めるしかできなかった。それはアーネットの力に怯えているからに他ならない。それを横目で見たアーネットは複雑な思いに捕らわれていった。 (あの巨人の言ったことは本当なのだろうか・・・・) 神と対峙するという予感が、巨人が話した人形が人を殺し世界を破滅へと導いたという話と重なって思い出された。 レイラと別れて孤独になったことで、アーネットの迷いはさらに深まっていった。
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