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アーネットの警告に対して一瞬の間があってから、周囲から嘲笑が聞こえてきた。追い詰められているアーネットが、上から目線で警告してきた事に呆れて笑いが起きていた。しかし守護神だけは腹に据えかねたようで、今までの余裕の態度から一変し
「ふざけたことぬかすな、愚弄するにもほどがあるぞ。お前は何様のつもりだ！ 天界に行くとは主にお目通りするということだぞ。それがこの霊界においてどれだけ奇跡的なことだかわかっているのか？」
アーネットの不用意な発言が火に油を注いでしまい、烈火のごとく怒った守護神はアーネットを非難してきた。しかしアーネットは一向に気にしたふうも見せずに
「いいえ、わかりません。先ほどのチンピラのような蜘蛛といい、あなたの発言といい、どちらも人間界の外道の発言と何ら変わりません。つまりこの霊界とは、そんなヤクザ社会と大して変わらないということです。そんな相手に払う敬意など私は微塵も持ち合わせてはいません！」
とピシャリと言い切った。アーネットに噛みつかんばかりの形相の守護神は
「コイツ、言わせておけば調子に乗りおって！！
お前を今から成敗してくれる。ここで処罰されたお前の行き場所はもはや人間界ではないぞ、地獄だ、この霊界の本当の最下層へ落ちて未来永劫苦しむがいい」
そう言うと守護神は剣を高々と掲げて、まっすぐにアーネットに向かって振り下ろしてきた。それを同じようにアーネットも剣を振り下ろして交えた
カキィーーーンン
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