スマホ

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 そこには、正真正銘、元祖、本家の貞子が。 「わらわは嬉しいぞ。仲間に会えて」 「貞子ってこんなのだったの」 「いやぁ、嬉しぞ!」  俺の話も、耳にないらしい。 「それじゃあな」  貞子は、後ろを向いて、立ち去ろうとする。 「おい。何処に行く気だ」  俺は、貞子の腰をぐりぐりしながら、そう聞く。 「痛い、痛いぞ。わらわは悪質霊管理に行くのじゃ」 「お前、帰る気になったか」 「そもそもわらわは、仲間に会うために来たのじゃ!」 「仲間?」 「お前、貞子が1人だと思っておったのか? 貞子は何人もいるぞ。この中ではな」  どんな設定なんだ、これ。 「それじゃあな」  そう言って貞子は、スッと消える。 「そう言えば、どうやって貞子、ここまで来たんだろ」  俺の疑問は、どこかに行ったようで、スッと消えて行った。
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