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・「96」メンバーたちには、優秀な能力とハイリスクを考慮し、作戦完遂ごとに破格の報酬が約束されている
・「96」の存在が表沙汰になった場合は、警察によって非公式に作られた特殊チームであることを警察は一切認めない
・「96」に関わる情報を守るために、班全員を闇に葬る場合も考えられる
法を守らない代わりに法も守ってはくれない無法地帯で生きるということは、頼れるものは己の実力と、心から信頼できる仲間だけということになる。
片岡が「優秀すぎるがゆえに現状に埋もれさせるには惜しい人材」を探していることから「96」のメンバーには、警察関係者も含まれていた。
「96・アザミ班」のヒドウとカギヤも、それぞれが持つ特殊な技術や能力に目を付けられて、片岡にスカウトされた元警察官である。
そんな彼らを束ねる班長であるアザミは、ハニートラップを仕掛けて悪党たちから情報を引き出すことを得意としていた。
艶やかな低い声と巧みな話術は、男女問わずどんな相手でも誘惑し、鍛えらえた肉感的な体は匂い立つような色気を漂わせている。
それに加えて、アザミは一般的な人間が持っていない「特殊なフェロモン」を常に纏っていた。
そのフェロモンは、相手を性的に興奮させる効力を持っており「何か特化したものをもっている男性」ほど激しく反応させるのだ。
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