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ヒドウが口で屹立を愛撫をする前に限界まで広げられながら番い合っていたことで、緩くほころんだアザミの秘部にまでそれは流れて伝わっていた。
アザミの足を両脇に抱えたヒドウは、再び己の巨大な先端をひくつく場所にあてがうと、一旦根元まで全部納めてからゆっくりと抽挿を始める。
かろうじてローションと、もうすでに何度か注ぎ込まれている大量の精に助けられてはいるが、ヒドウが腰を引くとその限界ともいえる大きさが「体の中身を一緒に持っていってしまうんじゃないか」と恐怖にも似た快感を生じさせた。
ヒドウの巨大凶器がアザミにとってぎりぎりの大きさであることは、すでに数度の交わりを経験しても変わることはなかった。
すべてを計算した上でリードをされているように演じ、相手を手玉に取るハニートラップが得意なアザミだが、恋人のヒドウに抱かれている時だけは余裕などない。
アザミは、涙と唾液でぐちゃぐちゃに濡らした顔を美しく愛しい相手に見せたくないという羞恥心から、無意識に顔を背け、右手の甲を口元に当てて声を殺していた。
ふうっ……ふうっ……ふうっ……
荒い息と共に、興奮で桃色に染められたアザミの豊満な胸が大きく上下する。
そんなアザミの様子に気付いたヒドウが、優しく声をかけた。
「班長?……体がきついですか?」
その問いにアザミは小さく首を横に振る。
「……班長、自分を見ていただけないのですか?」
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