第五章――凶なる襲撃

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 織江はため息をつく。  ……仕方ない。向こうがそういう態度ならば、多少強引な手を使わせてもらうとしよう。もとより……初っ端の禊屋に対するあの仕打ちは、許すつもりなどなかったが。  男がニヤニヤと笑う。 「……それとも、お姉さんがあの子の代わりに俺らの『お相手』をしてくれるわけ? まー俺はそれでもいいけど? お姉さんもほら? ケッコーいい感じだしね。ああ、でもこの人数を一人でじゃあキツいよねぇ? やっぱりさっきの子も連れてくれば? 二人いたほうが俺らも順番待ちしないでいいからたのしーし、気持ちいーし。Win-Winってやつ?」 「もう一人の男はいらねーけどな! ぎゃはは!」  また大笑いする男たち。今のうちに精々笑っておけ。  織江は薄笑いを浮かべて、男たちへ向けて言う。 「……心配するな。全員ちゃーんと、相手をしてやるよ。体力には自信がある」 「へへっ、いいねぇ~」  ボウガンの男が口笛を吹く。織江は構わず言葉を続ける。
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