第五章――凶なる襲撃

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「一応、警告しておいてやる。逃げるなら今のうちだぞ。ここから先は遊びじゃ済まさない」 「お~こわっ! チョー面白いよそれ!」 「ただし……」 「あ?」  織江は男たちの先頭にいるボウガンの男を指さす。今度は相手を鋭く睨みつけ、脅すように言った。 「ただしお前。お前は逃げるなよ。きっちりさっきのお礼、してやる」  男は笑みを引っ込め、イラついたような顔をする。 「……ふーん。ってか、なに? マジでやるつもりなわけ? こっち、何人いるかわかってる?」  ボウガンの男の後ろで別の男が言う。 「んじゃあとりあえず軽くボコって連れてくか。へへっ、一晩でも二晩でもぶっ続けでかわいがってやるから覚悟しとけよ~?」 「…………」  織江は無言のまま歩き出して、ボウガンの男の真正面に立った。どうやらリーダー格らしいその男は他の連中より背が低めだが、それでも織江よりは十センチばかり大きい。
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