二人のサンタ

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 大輔は晃司にされるがまま、脱がしやすいように膝を浮かして晃司に協力した。早く――触って欲しくて。 「え? あっ……晃司、さん?」  下着を脱がされたのに、晃司はスカートから手を引き抜いた。そして、赤いスカートの上から、勃ち上がった大輔の幹を握った。  安物の化繊の生地に包まれ、やんわりと扱かれる。滑るような布の感触が、大輔の知らない快感を与えた。 「やっ、あっ、ダメ……汚れ、ちゃう……」  何度か優しく扱かれただけで、大輔の若い幹は蜜を零した。赤いスカートにはしたない染みができる。 「いくらでも汚せよ、どうせ安物だ。……て、言ってるそばからグチャグチャだな」 「いやっ……ぁあ……あっん」  晃司の手淫は巧みで、スカートの染みがどんどん広がっていく。力が抜けていくので、上半身を支えようと晃司の頭を強く抱いた拍子に、晃司のサンタの帽子が床に落ちた。  それが合図だったように、晃司が大輔をベッドに押し倒す。スカートを捲り、晃司が大輔の下半身に顔を埋める。 「晃司さん! 待って!」  大輔は咄嗟に晃司の肩を掴んだ。当然晃司が不満そうに大輔を見上げる。 「なんだよ、今さらお預けはなしだぞ」 「ち、違います。……俺も……したい、から……」     
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