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大輔に備わった性の知識は、極端に少ない。だから今している愛撫も、全部、晃司から教わったものだ。いつも晃司にされていること――頭がおかしくなるほど気持ちいいこと――を、晃司に返す。
晃司のように上手にできているとは思わないが、愛を込めて、晃司の幹を舐る。
「……大輔、エッチになったよなぁ……」
スカートからむき出しになった裸の尻を撫でながら、晃司が意地悪を言う。その声がわずかに掠れていることに気づき、大輔の興奮が高まる。
(晃司さんも……感じてるんだ……)
大輔は夢中になって晃司を愛撫した。先端を強めに吸うと、晃司が短く呻いた。その男らしい低い声が、一段と大輔を煽る。
いやらしい水音を立てながら口淫を続けていると、晃司の幹がさらに膨らんだ。このまま口に出して欲しいと思ったが、晃司はさせてくれなかった。
「……ひぁっ!」
晃司は大輔の尻を両手で掴み、広げ、窄まりに舌を這わせた。ペチャペチャと下品な音が耳に届き、大輔の動きが止まる。
「あ、いや……やめ……」
「大輔が頑張ってくれたから……もう挿れないと収まんねぇよ。こっち、準備しないとな」
「あっん!」
唾液よりトロリとした液体が、窄まりを伝う。
「はっ……あう……ん、んんん」
指を挿れられ、中を掻き混ぜられると、大輔は動けなくなった。準備だと言いながら、晃司の指は大輔のいいところを執拗に責めた。
「あぁ……いい……ん、ん……」
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