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「まぁ、よかったよ。隆哉の初恋が大学で始まって」
「んなわけねぇだろ」
5限目の授業は、第二教室であるのだろうか。
彼女の姿が小さくなり、やがて消えていく。
「正統派な美人が好みだったんだな。まぁ、あの子が嫌いな男は、男じゃねぇわ」
まだ、言ってる。
「だから、違うって言ってんだろ」
僕は、そう言いながら良樹のエビフライの一匹を盗みとる。
「おいっ隆哉!」
「もーらい」
「ざけんなっ」
「あはは」
相変わらずの毎日だった。
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