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放課後、メンバー達が駄弁りながら帰路に着いてると……
『あんさんら大変や!』
「「わぁっ!」」
突然の関西弁女神・モアの登場に驚く一同。
彼らは驚きのあまり、尻餅を突いてしまった。
「モ、モア久しぶりだね……」
『おー、桜はんにレッキー……その他もろもろ久しぶりやなぁ!』
「省略すんなやアホッ!」
バシッと千恵の突っ込みが入ったのは取り合えず置いといて……モアは仕切り直すかの如く「コホン」と一つ咳払いをした。
「……で、俺らに何の用だ?」
「私達今文化祭の件で忙しいんですっ! 戯れなら後にして下さい!」
『戯れちゃうわ。……あんな、異世界で事件があったらしいんやわ。しかもそこは、今までのとはちゃう所やからなぁ……』
「違うって、どんな風に違うんだ?」
と、取り合えず話を聞こうとする夏兎。
しかし、ここで話してたら長くなるのは火を見るよりも明らかだ。
なので
『まぁ、行ってみたら分かるから早速ワープするでぇ!』
((結局そうなるのか;))
モアのその適当な発言により、メンバーはその異世界へとワープする事になるのであった。
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