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聖夜
銀色の光を含んだ雪と共に白い羽が舞い落ちた。公園のベンチで項垂れる俺の前には柔らかな笑みを湛える青年。俺の髪にそっと唇を寄せると軽やかな鈴の音が響く。
「ごめん」
そのたった一言で夜空は金色に輝いた。溢れた涙を掬うようにキスを繰り返す。意地っ張りの俺にサンタはとびきりの愛をくれた。
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<作家名>
草津玲緒
<主な作品>
「逆転の発情」
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