第一章 絶望と異世界と狼男と少女

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 それに気づいたのか、ネロが私に捕捉説明する。 「レムレスの森ってのは、ここから五キロほど離れた場所にあった森の事だ。そこまで大きくは無かったがな」  場所に──()()()? 何故過去形なんだろう?  続けて言ったネロの言葉に、私も同じように目を見開いた。   「レムレスの森はもうこの世に存在しない──森の木が全て、()()()()()()()()()()()()()()
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