【二】
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小山さんが取り分けたひとかけらの柿。 それを優しく見つめているよう子に、珍しく小山さんが声をかけてきた。 「あんたお供えちゅうたね。そげな辛気くさかことじゃなか。プレゼントたい」 「私に?」 よう子はおどけて聞いた。 「あんたにやったら真珠の指輪のひとつもやるばい。冗談ばってんな」 いつものニコニコ顔。 小山さんは訛りのある言葉で、でも確かに知性を感じさせる面もちで話し出した。
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